利回り抜群の投資話とは? “寄付”ではなく“投資”を呼びかけたホームレス支援のプログラム

革新的で世の中を変えることができ、なおかつ大きな見返りが期待できる投資話があります。あなたなら投資しますか?

投資話を聞きに集まった投資家たち

素晴らしい投資話があると聞き、集まった投資家たち。そこへ、突然ホームレスらしき男性が入室し、投資家たちに握手を求めてきます。

何を隠そう、大きな見返りが期待できる素晴らしい投資話とは、“ホームレスへの投資”だったのです。

ホームレスへの“投資”

投資話を持ち掛けている男性によると、ホームレスに対する年間支出額は、犯罪等の法的処置費用、生活保護費、医療や食糧支援などを合わせて35,000ドル(約420万円)に上ると言います。

ホームレスに金品を提供したとしても、それは一時的な助けになるだけであり、問題解決にはつながりません。

そこで、ホームレスに“寄付”するのではなく、“投資”することにより、ホームレスの社会的自立を支援しようというのがアイディアです。

ホームレスが仕事を得て社会的に独立すれば、ホームレスに係る公的支出が減るだけでなく、ホームレスが一社会人として社会にお金を落とすようになります。お金を稼ぎ、お金を使うようになり、税金だって納めるようになります。よって地域社会が潤うだけでなく、社会全体にとっても大きな“見返り”となるのです。

この男性こそが生きた証人

実は投資話を持ち掛けているこの男性こそが、この投資プログラムの成功例なのです。

この男性は11か月間のホームレス経験を持つ元ヘロイン中毒者だったと話します。

社会復帰を後押しする“投資”が行われた結果、男性は社会的な自立を果たし、今では結婚もし、養子も迎え、マイホームを持ち、なんと従業員5人を抱える会社の経営者をしていると言います。

“寄付”ではなく“投資”を

ホームレスに“寄付”を施して、一時的な支えを提供するのでは、ホームレス問題の解決にはなりません。ホームレスに“投資”をすることにより、ホームレスの社会復帰を成し遂げ、ホームレスが再び一社会人として社会に貢献することこそが真のゴールであると言えるでしょう。

“寄付”ではなく、社会に対する大きな見返りが期待できる“投資”をすることを呼びかけた、アメリカのロサンゼルスにあるホームレス支援団体・Weingartの動画でした。

(参考サイト:Ads of the World)

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