すべての子供たちに生きる歓びを。『HIVに感染した赤ちゃん』と共に感じる美しい世界

世界のHIV感染者の69%がアフリカ在住という現状。そして感染率世界第一位の南アフリカ小国、スワジランドでは4人に1人が陽性と言われています。

理由として考えられることは、貧困により薬を入手することが困難なこと、一夫多妻制、売春、予防や治療などに対する知識の低さなど、根深いものがあります。

HIVに感染した赤ちゃんや感染したお母さんを支援するNGO団体『オレンジベイビー』が制作した、“HIVに感染してしまった母子”を紹介する映像をご紹介します。

小さな命に伝えたいこと

赤ちゃんを抱っこして、なんでもない日常のあらゆることを共に感じていくお母さん。「これは、あなたのアンヨ。」小さな足に、愛おしそうに触れます。


日常に溢れる美しさ

落ち葉を踏みしめる音を共に聴き、公園を走りぬけるワンちゃんに、「見て!見て!」と大喜び。

「いい匂~い!しない??」と、食べ物を前に。赤ちゃんを抱っこし体温を感じながら、小さなひとつひとつをゆっくりと愉しむ母子。日常がこんなにも驚きと美しさで溢れていることを、私たちに思い出させてくれます。

こぼれ落ちる涙…

そして愛おしい命を胸に、お母さんはそっと涙をこぼします。小さな命に謝っているようにも見えるこの涙…。HIV感染に、赤ちゃんの出来る選択はありません。

HIVに関する正しい知識や、孤児院、産院、医療施設を提供しているNGO団体『オレンジベイビー』の映像でした。

HIVに感染していることに気づかないで出産すると赤ちゃんへの感染率は約30%となりますが、妊娠初期に感染がわかり、適切な対策をとることができれば赤ちゃんへの感染率は1%以下に減少、そしてほとんどの赤ちゃんが感染せずに生まれてくると言われています。

もうこれ以上母子感染を広げないために。そして全ての母子に、かけがえのない明日が訪れますように…。

(参考サイト:Ads of the World

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